網膜・硝子体外来
診察日診療日 | 水曜日 午前 ・ 木曜日 午前 |
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網膜硝子体外来では、水曜日には主に加齢黄斑変性(AMD)を中心に、近視性黄斑症、中心性漿液性脈絡網膜症、黄斑浮腫、黄斑ジストロフィーなど黄斑疾患に対して内科的アプローチを中心とした診察・治療を行っています。AMDにおいては、一般的に抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法が治療の主体となっていますが、当外来ではポリープ状脈絡膜血管症(PCV)に対しては光線力学療法(PDT)との併用療法を積極的に行っています。また木曜日には主に糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、黄斑前膜、黄斑円孔など、網膜血管疾患および硝子体手術が必要な疾患の治療を行っています。糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫などで抗VEGF療法が効きにくい難治例には硝子体手術も積極的に行っております。27Gシステム硝子体手術を中心とした最新手術法を使用し、更に術後成績の改善を目指して新しい手術方法の開発にも力を入れております。
当院はAMDにおける国際的臨床研究の参加施設であり、本邦における主要なAMD診療機関の一つになっております。
火曜日には当院未熟児集中治療室において未熟児網膜症(ROP)の診察・治療を行っています。毎週10人前後の未熟児を診察し、重症例に対しては積極的にレーザー治療を施しています。未熟児用眼底カメラRetCam3を使用して、患児家族への説明、病変の客観的評価に役立てています。